事故車と修復歴は違う意味なのをご存知でしたか?
事故車とは小、中、大、甚大など4種類のダメージのどれか、若しくは全てを受けた車を言います。
し・か・し、車修復歴には小や中程度の補修や修理は一切含まれません。
つまり、簡単な事故、少しボディが凹んだ程度の修復歴なら問題ありません、事故車とは呼びません!
事故車と呼ばれるのは4種類のダメージにある「大」「甚大」、がそれにあたります。
車修復歴で査定額に大きく影響するのは事故「大または甚大」まで及んだ車であり、基本フレームが歪んだりと、大きな損傷した場合になります。
車事故でフレームが少しでも歪んだ車はどんなに修復しても、事故前と同じ直進性能を持つ事はムズカシイ、若しくは不可能となり、そんな車に査定はつきません。
そのことは昔、任意保険担当者にも言われた経験があります。
6年程前にインタビューで訪れた都内最大の中古車店(査定士)でも同じことを言われました。
今回は車売却価格に大きな影響を与える車修復歴のお話です。
読み時間2分半です。
車フレーム修復歴車が査定ゼロ円になる理由は何か?
一番大切な車体バランスを取る役目は骨格フレームであります!
衝突事故でフレームに強い衝撃が加われば曲がる&歪む(ゆがむ)、従って修復は困難を極めます。
曲がる&ゆがむと言っても、一番強度あるフレームはグニャット大きくは曲がりません!
車フレームがほんの数ミリ、角度的に0.05度などわずに歪んでしまうんです。
そんな軽度と思える歪みでも、こうなります。
「数十メートル、数百メートル直進すると必ず歪んだ方向に曲がり始め、その速度が速いほどに曲がり方が増していく、そんな危険な状態である」 そうご理解ください。
フレームの曲がり、歪み修復では強いマシンパワーで引っ張ったり、押したりの微修正しながら修復できた様に見えても、運転すると違和感があります、とても高い確率で。
結果、フレームまで影響ある大事故では車価値ゼロ、査定ゼロ円となってしまいます。
フレーム修復歴車あれば本当にゼロ円なのか?
走る車、働くクルマとしての価値はゼロ円であっても、こんな価値が残っています。
- 分解して修理部品として使う、
- 車本体または部品として海外へ輸出する等の販路がある、
ですので、中古車買取店や廃車業者で買い取ってもらえます。
廃車であっても、車検期間があるのなら自動車税、重量税、自賠責保険は手続きで戻って来るので業者との交渉時に請求して下さい。
そんな査定業者はああだこうだ言いながら、素人のアナタを丸め込もうとしますが負けてはダメです。
鉄クズだって価値があるのに、まだ動く車で税金や保険も前払いしている車が無価値の訳がありません。
まずは廃車買取業者Aと交渉し、満足がいかなければ業者Bに見てもらいましょう。
おススメは数社の一括査定業者を呼んで査定額比較をすることです。
理由はこれら違いによる査定額の変化です。
- 査定士が所属する会社の違い、
- 査定士ごとの経験違い、
- 査定後の売り先の違い、
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そんな大手だからこそ高値買取になる、そして万が一、査定価格に不満あれば売却する必要もない、売却義務がない、だから安心なんです。
ちなみに、車査定受けて売却するかどうかの返事は1週間もあるので心配無用です。
車フレーム修復歴バレるのはナゼなのか?
査定に大きく影響のある修復歴車であっても、プロの査定士達が本当に見分けられるのか?
そんな修復歴車はこうやってバレてしまいます!
- 車全体のバランス、ドアの隙間&段差、など歪みをチェック
- 修理痕から使用された大型工具を推定=特定する
- フレーム修復で外したり締めたりするボルト塗装のはがれ、ボルト傷などチェック
- フレーム自体の傷跡を下から目視で調べる
- ドア、ボンネット、トランク開閉音からのノイズ
- 運転すると妙に曲がり始めるなど
フレームは隠れて見えなくても、プロの査定士達は99%近い確率でフレーム修復履歴を見つけだす、査定達はプロなんです。
そんな修復履歴は隠せないとしても、査定時に事前申告する必要などあるのでしょうか?
車の事故歴や修復歴に申告義務はあるのか?
事故歴や修復歴を積極的に自己申告する義務はありません。
申告しようがしまいが、資格あるプロが時間をかけて査定しているので彼らの判断に任せれば良いとも考えます。
ただし、後々のトラブル回避のためには自己申告、事前申告をおススメします。
まあ、それにしても査定士の技量はスゴイ、それしかありません。
先日、都内で日本最大手の中古車店を見学していたところ、なんと担当者が偶然にも査定士でした。
その彼にはシツコイほどに聞きました、以下を!
- 本当に細かいところまで査定ができるのか?
- 事故車や修復歴を見つけられるのか?
そんな30歳過ぎ位の査定士は自信ある声で、「査定士はプロです!車を見極め査定するのが仕事です!」、そう返答してきました。
従って、修復歴車は99%お縄になる、そうお考え下さい。
そんなプロ査定士、車仕入れ(買付)担当者とのやり取りは下記をお読みください。
次では修理の小のカテゴリー、軽いキズや凹みがどう査定に影響するかお伝えします。
軽いキズやヘコミは査定額に影響するのか?
簡単なキズやヘコミは査定額に影響があってもミニマムだとお考え下さい。
しかし、見た目は大事なので簡単に修復可能なモノはご自身で行い、洗車もしてあれば査定士への印象度アップは確かです。
そんなカンタン修復であっても、バッテリー、ワイパーブレード、オイル交換などは査定には関係ありません。
上記に関連して洗車をもう少しお伝えします。
洗車すれば査定額に良い影響あるの?
汚れたモノは洗車など清掃すればキレイになります。
従って査定士はこう判断します。
- シールが貼ってあったり、シールをはがした跡があれば少し減額する
- 普通の内外装汚れ程度なら査定に影響しない
- 清掃では取れないペット臭などでは大きく下がる査定額
つまり人件費含め手間暇が必要な汚れには下がる査定額となり、簡単な一般清掃で済むなら変わらない査定額、そうなります。
それら含めどんな車であろうと、アナタ1人と査定士1人の対決なら交渉は進みません。
理由は相手は車買取のプロだからです。
しかし、同時に複数業者を呼ぶ一括査定なら、その場でミニオークションが開催されます、自動的に。
従って、必ず買取りたい業者間競争により、3人呼べば3つの買取価格となるので、アナタは一番高い業者に売れます、やはり自動的にそうなります。
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そんな安心の一括査定の全てでは、査定受けても満足いかなければ売却義務もありません!
次は、事故車をどこでどう売れば良いのか、それです。
事故車はどこに売れば一番良いのか?
まとめ前に結論を申し上げます。
事故車は可能な限り多くの一括査定士に確認してもらうことです。
その理由は簡単です。
- 基本フレームなどに問題あるかもしれない事故車は転売できない
- 転売先があるとすれば輸出業者しかない
- それがムズカシイ場合は廃車業者から還付される税金やリサイクル費用をもらう
事故車関係は売却先がとても限られてきますよね?
私がアナタなら2番の輸出業者に転売する方法を選びます。
そんな2番を選べば何がどうなるか次でお伝えします!
車輸出業者へ売却するメリットと何か?
車輸出業者なら、日本の中古車に少々の問題があっても買い取ってくれる、だから使えます。
中古車輸出業者が使える理由です。
- 日本車は優秀で故障がとても少ない
- 日本車の多くは10万キロ前後の走行距離しかない
- 日本車は欧米車より燃費が断然に良い
- 日本には優秀な車検制度があるので信頼できる車(車検制度がない国も多い)
- 輸出車に事故歴あっても、最悪でも部品にして高値売却できる(日本の数倍価格で)
そんなスーパーな日本製中古車なので、輸出先は100ヵ国以上もあるからです。
さらに輸出先で各車種専用の修理用中古部品としても売却できる、これなら事故車でも関係ありません。
近くに輸出業者があれば、査定してもらえば需要が分かります。
もちろん、中古車買取店でも査定してもらえます。
さらに買取業者での価格比較をするなら一括査定で3人も呼べば一度で済みます。
査定士3人(同時でも別々でも)呼べば、別々の査定額が提示あれるので一番高い高額査定に売却するだけです。
まとめ前に、余談を少し!
戦後の日本車は真っすぐも走らなかったんだ!?
車のTV番組で1950年代の日産の軽トラを特集していました。
当時にトヨタはなく、日産が日本を代表する車メーカーだったんです。
その番組で、当時に日産の軽トラ保有するコレクターのコメントがシビアでした!
1950年代の日本車は真っすぐ走らない、絶えず右か左に曲がろうとする、だから、いつもハンドル調整しなくてはなない!
戦後、今から75年も前なら事故車でなくても車は右か左に曲がろうとしていた。
その意味は当時の工業技術では車フレームを100%正確な90度で真四角で製造する技術が無かった、それです。
75年前の日本は、そんな技術レベルから今のフェアレディやレクサスを製造できるまでになったんですね?
それを思うと、両手上げて日本車バンザイ!
それをしたくなります!
2023年夏の記事アップします!
2024年6月最新記事です!
では、まとめです。
車の事故歴が査定に与える大きさを知る!?注意点を押さえ最高額で売却しよう!:まとめ
査定を受ける際に問題なのは、安全運転に支障あるフレームなど修復歴であることを説明しました。
無事故の車が一番良い査定であっても、バンパー、ドア、ボンネット等々の安全走行に支障ない修復が査定に影響するのはミニマム、そうご理解下さい。
そんな査定士はミニマム修復である塗装ムラ、光沢違い、修理で外したボンネット裏のビス無塗装、もっと多くから情報をキャッチできます。
従って、我々素人が何をどうしようが全部バレバレでんがな、、です。
そうであれば、可能な限りで自己申告行い、査定士に良い印象を与える!
そのことで少しでも良い査定結果につなげる、そうお考えください。
本日も最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました。
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