車を何台も試乗していると自然とハンドル遊びをチェックしていませんか?
チェックすると言うよりは、車ごとで違うハンドル遊びに違和感あるからなのでしょうか?
ハンドルを右や左に切ろうとしても直ぐに反応しない、タイヤ角度が瞬時に変わらない。
そんなタイヤ角度が変わるまでの隙間時間を「遊び」と言います。
車タイプやメーカーによりハンドル遊び大きかったり、小さかったりしますが、それは故障ではありません。
そんなハンドル遊びの大小によって生じるメリットとデメリット、そして調整方法お伝えします。
読み時間1分半です。
車ハンドル遊びに調整&対処方法があったんだ!
下記方法で、もともと車にあるハンドル遊びを感じ難くすることができます。
- ホイールをインチアップしてタイヤ扁平率を上げる(60%なら50%へ)
- タイヤ空気圧を少し高めにする
- ハンドルを小径化して握りカバー付けて太くする
- 両手の小指だけに力を入れて、ハンドル全体を軽く握る ← 使えます!
上記以外に足回り強化方法もありますが、コスト的にお勧めしません。
まず最初に試してもらいたいのは、両手の小指を使う方法です。
手の平と他の指は軽く添えるだけにして、ハンドルを強く支え&引っかかるのは両手の小指だけにする=ハンドル遊びをあまり感じません。
小指がハンドルに良く引っかかってくれるので、遊びをあまり感じません。
上記は個人で試しましたが、とても使える方法です。
それ以外のインチアップ、そしてハンドル小径化(小型化)はコストかかるので、慎重にお願いします。
車ハンドル遊びには大切な役割があったんだ!
ここでは、ハンドル遊びが実際に果たす役割を知ってください!
車が右と左に曲がる中間に存在する遊び=すぐに作動しない空白地帯=舵(ハンドル)に絶対必要な微調整区間、このように考えます。
もしハンドルに遊びが一切無ければ、1センチ動かしただけで右か左に曲がってしまう、運転がモー大変なことになるのは明らかです。
つまりハンドルに遊び部分があっても範囲さえ知っていれば=感じていれば真っすぐ走るのがとても楽チンになるんです。
もし、ほんの1センチ動かしただけで右や左に曲がろうとするなら気が休まりません、疲れて運転なんてできません。
遊び部分が左右に4センチずつあるとすれば、左4センチと右4センチで合計8センチのフワフワ地帯=遊び部分で気が休まる!?
さらに8センチフワフワ地帯でなら、ハンドルを少し左右に動かしても曲がり始めないのでリラックス運転にもなる、以下!
- ハンドル操作の真ん中に手ごたえを感じない部分がある、
↓ - 真ん中から数センチ先くらいで手ごたえを得られる、
↓ - だから100%真っすぐにハンドル維持しなくても、強い緊張なしに真っすぐに走れる、そして曲がれる、
これです!
次は輸入車と国産車のハンドル遊びに対する考え方を比較します。
輸入車と国産車ハンドル遊びの違い比較!
輸入車でもドイツ車(ベンツ、BMW、VW、アウディ)のハンドル遊びは小さ目でもこれら特徴があります。※VW=フォルクスワーゲン
- 昔は重いハンドル操作でしたが、現在は重くも&軽くもない中間レベル
- ハンドル遊びは小さい、だからハンドル操作の反応が良い&早い
- ハンドル握りが太めなので力が入りやすい(国産車比較)
- 路面に大きな凸凹あってもハンドル取られにくい(国産車比較)
- ハンドルから路面状況=情報を感じ取れる
平均的な国産車のハンドル遊びはこうなります。
- ハンドル操作は割と軽めである
- ハンドル遊び部分では力が不要もしくはあまりひっかかりがない
- ハンドル握りが細いまたは中位なので、操作に力が必要(ドイツ車比較)
- 路面の大きな凸凹でハンドルを取られそうになる
- ハンドルから路面状況=情報があまり感じ取れない
上記はハンドル全般の意味として書きましたが、良い悪いではなく比較することが必要と考えました。
その理由は「ハンドル遊び部分は各メーカーが意図して設計してあるからです。」
つまり「ハンドル遊び設定は車キャラ付けの一部」でもある、そうお考えください。
ハンドル遊びは車メーカー&車種個性の表れだった!
実はハンドル遊び部分を調整することはできません。
お伝えした様に車のキャラ演出としてのハンドル遊び設定だからです。
つまり「ハンドル遊び」とは車キャラ=性能にマッチするようにハンドル遊び(作動しない範囲)が設定してある、そうお考え下さい。
- 小型ファミリーカーなら大目の遊び設定(反応時間を長く)、
- スポーツカーなら遊びを極力減らす(反応時間を短く)、
ハンドル遊び設定と同じく、これらも調整&設定されています。
- 小型でも伸びのあるエンジン、
- ギヤシフトつなぎ目を感じられない滑らかなシフトチェンジ、
- ブレーキの作動ポイント&止める力、
メーカーは車全体バランスの中でハンドル遊び部分も設定してあります。
従って、ハンドル遊びを調整すべきではありません&できませんが、こんな遊び調整が各メーカー&車種でなされています。
ハンドルの遊びは車キャラ作りと同じ!
ハンドルの遊びは100%PC制御であり「どれだけハンドルを動かせば左右に曲がり始める」、それはメーカーが意図した車キャラ作りの一環なんです。
ハンドルの遊びは一般車は大目に、スポーツカーは少な目にしてあります。
もし、ハンドル遊びがない車で一般道を走行すれば、路面の凸凹がタイヤ、サスペンション、ハンドル順で伝わることでハンドルが常時振動したり、右や左へと動こうとするでしょう。
そんな落ち着かないハンドルなら疲れてしまい運転どころではありません。
疲れを防ぐ目的でハンドルに遊び部分を設け、PC制御によって路面からのショックを伝えにくくしています。
これがレースカーやチューンしたスポーツカーならハンドルの遊びはとても小さい+ハンドル径も小さいので、ハンドル操作数センチで車を早くコントロールできます。
そんな車競技やスポーツカーに有効なシビア&タイトなハンドル操作も、一般の我々には極度の緊張を招くセッティングでしかありません。
従って、もし新たな車選びをするのなら何台も試乗する中で「あっ、このハンドルが自分に合っている」、そう思える車を選んでください。
これもハンドル記事でも少し違うハンドルです。
2023年9月記事も参照下さい!
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では、まとめです。
車のハンドル遊び超気になるアナタ必見!修理不要のハンドル遊び調整方法があった!:まとめ
ハンドル遊びはメーカーが意図的に設定した車キャラの一部であることをお伝えしました。
キャラ以外にハンドル遊びが果たしている大切な役割もお伝えしました。
車購入では、アナタの運転感覚にフィットする&丁度良い「ハンドル遊び部分」、を感じてみてくださいね!
個人的に日本車メーカーでハンドル遊び少なのはマツダだと感じていますが、それもメーカーの車個性+個人の感覚からくるモノかもしれません。
アナタの運転スタイルや運転感覚&経験にジャストフィットする車に出会えることを願っています。
本日も最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました。
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