既に爆下げ状態にあるEVは買うべきではないと考えますが、「中古HVハイブリッド車なら大きく値下がっても性能的に買っても良い」、そうなります。
それって何がどうでそうなるのか?
多くのドライバーが知らない中古HVハイブリッド車を深----く調べて見ました。
読み時間3分がスタートです!
HVハイブリッドは本当にエコカーなのか?
2022年のHV(ハイブリッド車)宣伝ではスゴク燃費良い、エコカーの象徴、ほめ言葉ばかりが目立ちますが、ハッキリ言って値段が高過ぎます。
※HVよりEVの方もっと高い、高過ぎる!
※ここからハイブリッドをHVとします。
値段が高い理由は、エンジンとモーター両方が搭載してあるから、高額なリチウムイオン電池(ニッケル水素電池含む)が超高額でも10年前後で交換しなくてはならない、だからです!
でも、こんな疑問が頭に浮かびます。
「本当に値段なりの価値がHVにあるのか?」
「みんなHV買って失敗するのはナゼなのか?」
「中古HVだけ爆下げなのはナゼなのか?」※EVは更に激下げですが・・・
HV登場して20年以上が経過した2023年だからこそ、多くの問題が判明しつつあります。
そうなんです、HV初代プリウス発売は1997年、もう25年以上も前だったんですね?
そんなHV専用バッテリーがどんどん劣化し使えなくなる、バッテリー交換するには数十万円もかかる、あり得ません!
ここから、そんなHVの長所&短所を一緒に見ていきましょう。
まずは、中古HV車値下がり問題からスタートです。
中古HVが加速度的に値下がるのはナゼに?
2016年、2017年、2018年、2019年、そして2023年も中古HV価格がヒドイ値下がり状態、それをご存知ですか?
理由は、電池充電率(性能)低下で走行距離がどんどん短くなっている、電池がやがて使えなくなる、だからです。
そんな古いHV価格をチェックすると「いくらでもイイから持っていってくれ」、そんな激安値段ばかり。
爆下げ価格でも売れない、買ってもらえないのはナゼなんでしょうか?
初期に発売されたHVの電池交換時期が2016年頃から始まっていますが、その費用は13万円〜30万円などと高額になる。※トヨタの電池交換費用
さらに、一般的な補助バッテリーはもっと寿命が短く、4〜5年サイクルで交換しなければなりません。 ※これは大昔そうなので特にありませんが。。
補助バッテリーとはエンジン始動用に使かわれているモノ、どの車にも搭載されているモノです。
次では、バッテリーの種類を説明いたします。
古いHVで注意したいバッテリーとは何か?
2015年以降のプリウスHVなら主に;
「ニッケル水素電池」
「リチウムイオン電池」
のどちらかが搭載されていて安心です。
問題となっている爆下げ中古HVには古いニッケル水素電池搭載した車種限定なんです。
発売直後から言われている、古いニッケル水素電池は容量と耐久性能がずうっと問題となっているんです。
「どんどん電池容量が少なくなる」、そんな車には乗り続けられません。
だ・か・ら・中古HVが10万円になる、タダでも持って行ってくれ、になる訳です。
そんな電池弱ってきたHVには、こんな症状が現れるので直ぐに分かります。
- 弱ったバッテリー症状はクルマ発進させると直ぐエンジンに切り替わる
- モーター走行補助が少なくなれば燃費ガクンと落ちるので簡単に気づく
次はHVとはそもそも何者なのか? それをお伝えします。
HVは環境に良さそうでも何がどうなの?
HVはこんなヤツです!
- 「HV」=「Hybrid」=「ハイブリッド車」
↓ - 「異なった要素を混ぜたモノ・組合わせたモノ」「雑種」
↓ - 「ガソリン」+「電気」2種類の燃料で走るクルマの総称
各自動車メーカーは電気とガソリンで走るハイブリッド車はエコである、更に環境にも良い、それを強く打ち出し販売進めています。
でも本当にそうなのでしょうか?
いくら環境に良いクルマでも、我々の財布にまで良い影響与えてくれるのでしょうか?
地球が本当に喜ぶのでしょうか?
地球が喜ぶ声も態度もしりませんが!?
そこが最大関心事ですよね?
直ぐに確かめましょう!
HVのメリットを確認する!
エンジンとモーターが協力し合って走行エネルギー出力するので「燃費が良い」は事実です。
HV、そのクリーンイメージで我々にアプローチ開始した1997年から既に24年以上も経過しました。
でも&しかし、HVの現実はこれらです。
- 燃費が良い割に高価なクルマのままである、
- 加減速の多い街乗りに適していても長距離運転には適さない車、
- 坂道や高速などアクセルの踏み加減で電池容量がどんどん早く減る車、
- 基本的にHV電池サイズ(容量)が小さすぎる=アウト!
- エコカー減税あっても1年で終わってしまい残るのは高額ローンだけ、
- ニッケル水素やリチウムイオン電池劣化により、走行距離激減になる
- 将来に必ず発生する高額な電池交換費用問題は大きい
色々と調べても、HVが特筆して良いと言える情報はどこにもありませんでした。
むしろ、マイナスイメージにつながる事実ばかりが多くあります。
HVはトヨタとホンダで種類があった!
HVには大きく分けて2種類あります。
「トヨタ方式」と「ホンダ方式」
トヨタ、ホンダともHVで独自の特許持っています。
つまり、他メーカーHVなら、トヨタかホンダの技術提供で生産するしかありません。
ちなみに、トヨタは「マツダ」と「スバル」へHV技術を提供していますので、3社はHV兄弟なんです。
トヨタとホンダのHVシステムの違いとは何か?
トヨタとホンダのHV違いを詳細比較しました。
トヨタのTHSⅡとホンダのIMAで大きく異なるのは以下です。
- 「発進時トヨタのTHSⅡはモーターのみ始動」
- 「発進時ホンダのIMAはモーターとエンジン同時始動」
その違いだけでは、どちらがどれだけ良くて安いのかわかりません。
トヨタのHV方式はかなり賢い!
トヨタはコストが掛かっている= 優秀=「THSⅡ方式」と呼ばれる独自システム。
トヨタ方式はこれら搭載しています。
- エンジンx1台、
- モーター x 1台、
- 発電機 x 1台
走る仕組み&順序です。
- 発進:モーターのみ使用
- 走行:モータ―単体 または モーター+エンジン併用
- 減速:回生ブレーキを使い発電
- 停車:アイドリングストップ
このシステムならエンジン不使用でもモーター走行可能になる!
モーターと発電機搭載しているので、エンジンとモーター同時の走行中も充電が出来ます。
ポイントはエンジンとモーターが対等に近い関係&役割にあることです。
とても良く考えられてはいますが、生産コストも高いでしょう。
だから、それもあってハイブリッド車価格は高いままなんですが・・・・
ホンダのHV方式ならどうなのか?
低コスト=普通=「IMA方式」⇒意味的には「知的モーターが補助する」です。
ホンダは下記を搭載しています。
- エンジン x 1台、
- モーター兼発電機x1台
モーターと発電機機が一体なんて、と思われるでしょうが兼任は普通です。※稼働する場合はどちらかだけが作動する。
そんな走る仕組みと順序です。
- 発進:モーター+エンジン
- 走行:モーターとエンジン併用またはエンジン単体
- 減速:回生ブレーキを使い発電
- 停車:アイドリングストップ
ホンダHVシステムではモーターは必ずエンジン補助目的で動いています。
「二人の行動はいつも一緒」ということになりますが、ただしバッテリーの電気なくなればエンジンのみの一人走行になります。
お分かり頂けたでしょうか?
トヨタ方式はモーターだけで発進できるが、ホンダ方式ではモーターとエンジン両方で発進となります。
ホンダのIMAでは、エンジンの他にモーター1個だけ積んでます。
そのため1個のモーターが「モーター」と「発電機」の2役を兼任するので大変かもしれません。
実はモーターと発電機は構造がほとんど同じなので、兼任することが可能なんです。
ただし、稼働する際はどちらか一方の役割しか担うことができません。
次の詳細比較で良い悪いお伝えします!
ベストなHV方式はどっちなのか?
どちらのHVシステムが良いのでしょうか?
答えはプリウスに採用するトヨタHVシステムがベストです。
し・か・し、トヨタシステムは価格が高い、それだけがネックです。
メーカー | トヨタ | ホンダ |
ハイブリッド形式名 | THSⅡ | IMA |
システムの内容 | 複雑 | 簡単 |
モーター役割 | 主動力用 | エンジン補助用 |
燃費 | 良い | 普通 |
ハイブリッド車装備コスト | 高い | 安い |
車重 | 重い | 普通 |
価格 | 高い | 安い |
ハイブリッド採用車 | プリウス、アクア、カムリ 他 | インサイト、フィット、フリード他 |
HV自体の性能は「トヨタ」が圧勝です!
但し価格差による減価償却では安価なホンダとなります。
どちらにしても高価なHV、将来の電池交換費用もあり購入をためらうのはアナタだけではありません。
そうであればHV最新4代目プリウス(2015年~現在)中古車なら電池寿命は2025年かそれ以上まで有効に使えるでしょう。
2015年以降のプリウスHV車なら「ニッケル水素電池」そして「リチウムイオン電池」が搭載されていて安心です。
次は、HVの最大弱点お伝えします。
HVの最大弱点とは何か?
HV駆動用バッテリー交換では数十万円という高額費用が必要です。
つまり、パワーダウンすれば手放さざるを得ない、中古車価格が暴落する、それが進行中!
これはHV新車&中古車とも同じ運命です。※中古車購入が2台目以降プリウスならトヨタトサポートで安心。
HVバッテリー交換費用や交換時期が問題にされる記事を見ますが、実際はバッテリーが弱ってきてもエンジンだけでも走ります。
もし、バッテリー交換しないで乗り続けられたとしてもパワー不足となり、いつかは高額なお金を払って電池交換する若しくは売却となります。
そんなバッテリーに関する疑問にお答えしていきましょう。
HVの電池交換時期とコストはいくら?
HVに使われるニッケル水素電池とリチウムイオン電池の性能はだんだん良くなっています、寿命も延びています。
そんな電池(バッテリー)には2種類あります。
1つ目は駆動用バッテリー=動力に使われるメインのモノ(ニッケル水素とリチウムイオン電池)
寿命は10年ほどと言われていますが、もしもの交換費用は約13万円
2つ目は補助バッテリーと呼ばれ、ガソリン車に搭載されるモノ(一般的な鉛バッテリー)
こちらは一般バッテリーなので寿命は3,4年若しくは4,5年とお考えください。
従って価格も数万円です。
ここでお伝えしたいのはHV自体が高額なのに加え、将来の電池交換コスト13万円をどう考えるのかです。
愛車の走行距離が10万キロ、20万キロとあればペイする車&電池コストでも、あまり走らない&利用頻度が少なければペイしないとなります。
HV購入なら将来の電池交換コストも原価計算にいれて決断する必要がありますね?
そんなHV用リチウムイオン電池の方に問題があります。
リチウムイオン電池価格の高騰問題とは何か?
リチウムイオン電池はハイブリッド車やEV(電気自動車)に採用されているので、需要も価格もどんどん上がっています。
HVやEVに使われるリチウムイオン電池材料がどんどん高騰し、2014年比較で2018年は倍に跳ね上がっています。
2021年秋の情報では、リチウム材含めもっと値上がりしている、それがありました。
それもあり、2021年12月でもHVやEVが安くなる気配はみられません、
リチウムイオン電池はこれからが本番であり、現状の数百倍以上の電池需要があるというのは簡単に想像できます。
リチウムイオン電池供給するパナソニックデータでは、EV価格の約半分(1万ドル以上)は電池価格であるとされています。
そんなHVやEVに必要なリチウム電池が世界需要で上がり続ければ、どうなるのでしょうか?
HVやEVは高価でペイしない車となるかもしれません。 次はEVに使用するリチウム電池の及ぼす環境問題をお伝えします。
HVよりガソリン車の方が経済的?
HV電池問題中心に書きましたが、HVが新車でも中古でも購入後にペイするかどうかが大きな問題です。
HVのエンジン+モーター駆動では車コストが高くなり過ぎます。
車コストが高ければ高いほどに長く走らなければお金が無駄になってしまいます、ペイしません。
日本のEVやHV購入補助金もいつ終わるかも分かりません。
さらに、EVもHVも電池とモーターを採用しているから環境に良いと宣伝していますが本当にそうなのでしょうか?
1つのモノを長く安いコストで使い続けることで購入費用がペイする&環境に良いと考えるべきではないでしょうか?
2017年マツダ社長がコメントした下記内容がとても印象的です。
- 電池材料を採掘し最終製品の電池にする↓
- やがて使えなくなった電池を車から回収する↓
- 回収した電池を安全に廃棄する(高コスト)
マツダは上記の一環した電池コスト(材料採取~最終電池廃棄まで)はガソリンコスト(原油採掘~ガソリン消費)より多くのCo2を出している、そうマスコミに発表しました。
つまり、電池の方がガソリンより環境に悪影響を及ぼしている、そう発言しました。
だからマツダは新技術「スカイアクティブX」の少ないガソリンで可能な限り効率良い走りをする(より長い距離を走る)エンジン開発を行う、そう宣言しています。
このコメントはスゴイことだと思いませんか?
コメントからはマツダの自信とプライドを感じるのは私だけでしょうか?
そんなマツダを信じるなら、安いコストと高燃費のガソリン車の方がペイする、そうなります。
結局HVは経済的に良いの悪いの?
EVやHVが環境に良いから購入するのが正しいかどうか、そこから考え直す必要があるかもしれません。
本当に環境問題に対応するエネルギーはどれなのか?
それは誰もどこも定義できていないからです。
定義できていなくても、リチウムイオン電池に使うこれら材料価格は短期間でどんどん上昇し続けています。
- コバルト酸リチウム、
- マンガン酸リチウム、
- ニッケル酸リチウム、
- リン酸鉄
HV+EV(電気自動車)の世界的な電池需要は始まったばかりなのに、もうすでに先が見えない程の値上がり率!
やはり電気自動車やHVが環境に良いから購入する、それが正しいかどうかも考え直す必要あるでしょう。
途中結論では、車に使うリチウムイオン電池は値上りすることはあっても、値下がりはしない、そうなります。
今後は慎重に車選びしたい理由とは何か?
友人は中堅人材会社を経営していて、こんな話を聞きました。
- 40歳になると再就職が難しい
- 50歳になるともっと難しい
- 定年後の再就職なら年収が1/3に減ってもまだ難しい
- 年齢を重ねる度に社会保障制度が悪くなる、保険料も上がる
- 新型コロナで今後が見通せない不安
さらに急激な人口減少&国の借金約1000兆円越え(国民1人あたり約900万円近く)、経済悪化、円安=輸入食材など全て〇〇%値上げ、とでもなればアウトしかありません。
そうなる可能性が数年後なら!?、ペイする車を安く購入するしかありません。
もしローン購入するにしても、新車ではなく中古車で一番税金の安い軽自動車と考えます。
そして、2022年の今なら、新型コロナウイルスで働きたくても働けません、生きれません。
そうであればこそ、生きる為の車を最小コストで購入する&維持する、それしかないと考えます。
2023年にEV関連で多く読まれておる記事です!
2023年3月最新の中古車値下がり開始するの記事です!※売るのは今しかない!
これはEV記事でも関連でお読み頂けます。
2024年2月最新記事です。
⇒ 気になる中古HVは長期保証ある全国430店舗で年式と車種と価格で確認してみる!←←100%無料の車探し
では、まとめです。
中古HVトヨタとホンダで超安心買いOKはどっち?高性能バッテリーの車選ぶしかない!:まとめ
愛車の軽ワゴンターボ仕様は3年落ちを買いました。
安くて多目的に使える車なら、何かあっても自営業に転身可能、数日間なら寝れる!?
そう周りとも話して言います。
それはコロナウイルスまん延しつつある今に適合するモノ、一番安いコストで使える軽自動車となります。
そんな軽自動車購入どうあれ、今を生きる&生き残る手段としての選択が必要と考えます。
何としても、この今を頑張り抜きましょう!生き抜きましょう!
この記事が少しでもアナタのお役に立てたのであれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました。
また、「探し物スリー!」でお会いしましょう!
●『下取り額が安すぎ!』その理由とは・・・●
実は下取り基準は低く作られていて、高い査定を期待することは難しく、車を高く売ろうとしても売れないのは低い基準の中で交渉しているからなのです。
そのため、車を高く売りたいならもっと査定額基準の高い、下取り以外の査定を利用しなければいけません。
もしあなたが車を高く売りたいなら、下取り以外の査定で本当の車価値を確認してください!
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