車を買う時は話の流れでどんどん進んでしまう、契約書(注文書)にハンコまで押してしまう、それがあります。
車に興味あるし、欲しいと思ってはいても、ついついディーラー営業マンの誘いに乗ってしまう、それはアナタだけではありません。
ただし「ディーラーに行ったその日に車購入契約しちゃったトラブル」、その可能性は99%ありません。
理由は、車購入では契約書=注文書に実印と3カ月以内発行の印鑑証明書が必ず必要になる、だからです。
つまり、どんなに最速でも最低2回はディーラーに行くことになる、だからです。
しかし、アナタが契約書に押印+印鑑証明書提出の直後なら、契約内容変更や契約キャンセルできるんでしょうか?
その答えは、手続き内容と状況次第になる、そうお考え下さい。
そんなキャンセル出来る&出来ない以前に、ディーラー営業マンは絶対にキャンセルさせたくない、させないぞ攻撃(口撃)してくるのは目に見えています。
そんな万が一の契約変更やキャンセル含め、知っているだけで命拾いする話にお付き合いください!
読み時間2分半です。
新車契約後の内容変更可能なのか?
たった今、契約したばかりなのに契約内容変更できないなんて、キャンセルできないなんて、、、
アナタはそう思うかもしれませんね?
し・か・し・実際はこうなります。
アナタとの正式契約もとに、ディーラーからメーカーへPC発注作業開始され、メーカー生産ライン管理システムに全て組み入れられてしまう、それなんです。
そんな1台、アナタからの注文を生産システムから外す、消す、それ位はワンクリックで簡単だろう、そうお考えでしたら大きな間違いです。
車生産1台で数万点にもなる自動車部品(数千の半導体含め)、それら生産に必要なのは数十どころか数百の下請け工場にも及ぶ、それです。
本社生産工場では多岐にわたる;
生産工程 x 受注台数 x 車種 x 色 x オプション等々
の詳細注文になるので1台キャンセルあれば、ぼう大な項目修正が必要になるとお考え下さい。
そんな中でも、注文内容の変更可能と不可能なモノがあります。
変更内容 | 〇可能 ✖不可能 |
価格 | ✖ |
ローン | ✖ |
車種 | ✖ |
グレード | ✖ |
カラー | 〇✖ |
メーカーオプション | ✖ |
ディーラーオプション | 〇 |
生産工程で独立している塗装は、タイミング次第で変更可能なケースがあるのは覚えておいて下さい。
ディーラーオプションは、ディーラーに注文車が届いてから取り付けるので融通が利く、そうお考え下さい。
そうであっても、契約後の変更になるのでシッカリお願いをする必要はあります。
シッカリの意味は、単にキャンセルするのではなく、これこれの理由でこうせざる得ませんでした、、、申し訳ありません、、そうなります。
えっ、何で俺が私がそんな謝ったり、お願いしなくちゃならないんだ、、ですか?
答は、アナタがどんな営業攻撃(口撃)を受けようと、車契約OKしたのはアナタだからです。
どんな営業攻撃されようと契約までには良く考える、YES決断するまでにアレコレ考え抜く責任はアナタにある、それは間違いありません。
加えて、契約後に予想外の問題が起こってもアナタ側の問題となります。
次はキャンセルはキャンセルでも、違うモデルに変更する場合はどうなるのかです。
キャンセルでなくモデル変更ならどうなのか?
変更内容によっては可能と不可能あるとお伝えしました。
アナタ個人の感覚では注文したばかりだからグレードでも色でもオプションでも変更するのは可能なんじゃないか、そう考えるかもしれませんね?
しかし、日本全国からの発注内容全てはメーカー本部で集中管理され、メーカーが受注した車の組み立て準備や部品手配&配送が瞬時に自動処理されます。
車注文&契約内容がPCワンクリックでメーカーへ「発注」されたその時点で全てが手配されます、車はまだ完成していない段階で。
もしワンクリック分の注文内容変更するためには、メーカー生産スケジュール全てを変更しなければなりません、それは不可能です。
そこが、お店で売られている、目の前にある商品購入との違い、まだどこにも存在しないモノへの注発注(受注発注)での大きな違い、それをご理解ください。
では、メーカーへPC発注が成されてない段階、契約書(注文書)にハンコ押したばかりならどうでしょうか?
さっさと、自由にキャンセルできるのでしょうか?
ハンコ押した直後ならキャンセル可能なのか?
冒頭に説明させて頂いた様に、契約書締結と伴にPC発注完了している場合はタダではキャンセルさせてもらえません。
もし契約書(注文書)内容をPC入力していなかったとしても、そう簡単にはキャンセルに応じてくれません。
どうして、そんな意地悪なのかですか?
それは、せっかく入った注文、そう簡単にイエスと言えない、それがディーラー心理なんです。
では、ディーラー側がキャンセルNOと言えば、アナタにはどうしようもないのでしょうか?
ディーラーにとって、やっと販売できた大切な1台であり、アナタを脅し透かしてもキャンセルさせないようにしてきます、絶対に。
そんなアナタにはどんな対処方があるのでしょうか?
ひょっとしてクーリングオフ、そんな文字が頭に浮かんだのではありませんか?
できることならクーリングオフ、そうしたいところですね?
でも&しかし、この法律は無理やり若しくはアナタの知らない間に契約がなされた場合にのみ8日間以内であれば解約できる、、、なんです。
それが、クーリングオフの意味です。
もし車契約が少し無理やりであったとしても、アナタが知らない間に成されたのではありませんよね?
契約書(注文書)には実印まで押してありますよね?
クーリングオフがダメでも、何とかしてのキャンセル、それにはどんな交渉が可能なんでしょうか?
もしPC発注前なのが100%分かっているのなら、お願い攻撃(口撃)しかありません。
私がその立場であればこう言って回避しようとするでしょう。
- 「諸事情でどうしても今月に車購入できません」
- 「いつか必ずアナタからの車購入を約束します」
- 「〇月まで若しくは時期が来るまで待ってください」
回避ポイントはこれらです。
「思いもよらないアクシデント&緊急事態で買えなくなった」
「それでも時期を見て御社&アナタから必ず購入すること約束する」
それがポイントです。 あとはひたすら謝ってください。
次は納車がすぐそこに迫っているケースでを考えてみましょう。
納車近くのキャンセルならどうなのか?
ひょっとして登録(ナンバー)済で、車庫証明取ってもらうなど納車直前キャンセルならモー大変! 危険が危ない、そうなります。
アナタとは違うケースとは思いますが、次をお読みください、万が一の為にも。
「納車直前キャンセルでは、ディーラーも実費使っているので完全無料キャンセルはできません」
登録を終えている車なので、もしディーラーがキャンセル受けても新車として販売するのは不可能、だからです。
一度、キャンセルされた車(番号登録済の車)は中古車でしか販売できなくなる、ディーラーが多額の損失を被る、そうなります。
それでもアナタがディーラー実費(人件費除く)を支払い、新車を未使用車として売れるであろう価格差、損失金額を支払うことでの問題解決もあり得るでしょう。
ちなみに昔の知り合いは、現金購入したN社スポーツカーをエンジン不良問題で完全返却した強者もいました。※超特殊ケースです。
しかーーーし、もしローン組んでいたら信販会社や銀行に問題が波及し、危険が危ないです。
ローン組んだ後のキャンセルはどうするのか?
ローン契約はとてもキビシク、信販会社や銀行ローン解約なら簡単な話し合いだけでは済みません。
裁判しても、個人理由でのキャンセルは99%負けるしかありません。
この問題解決のために、車売却してローン一括返済にしたくても問題があります。
- ローン期間中は車検名義がローン会社やディーラーなので売却不可能
- 信販会社や銀行はローン契約を理由に一括返済を認めたくない
- 一括返済を認めれば信販会社や銀行の儲け(金利利益)がなくなる
納車近くでなくても、ローン契約した直後の車キャンセルでも同様の問題を抱えてしまう可能性大なんです。
ローン問題を何とかしなければ、ディーラーとの話し合いどろこでは済みません。
従って、車キャンセルは1分でも1秒でも可能な限り早く行動に移す必要がある、そうお考えください。
ディーラーや中古車店でローン審査が通っても、申込み直後ならセーフになる&キャンセル可能な場合があるからです。
セーフになる場合とはローン会社内で正式手続きを完了していなかった、決済していなかった、それです。
車など大金が絡む注文のローン契約には要注意です!
では普通の契約直後のキャンセルに話を戻します。
損失を最小限にするキャンセル方法はあるのか?
アナタが契約トラブルに巻き込まれた原因を推測します。
- ディーラーの営業攻勢に負けて契約してしまった、
- あまり多く考えずに契約をしてしまった、
- 契約後に支払えるか不安になった等々、
- 親など親族の大反対に遭った
もしそうであっても、契約もキャンセルもアナタの意向であることには間違いありません。
絶体絶命の問題でキャンセルしなくてはならないとしても、やはりアナタの意向となります。
ではキャンセルに際して、アナタにはどんな断り方があるのでしょうか?
実は、アナタにも私にも最善と言えるキャンセル方法はありません。
それでもアナタが誠意を持ってディーラーにお願いすればキャンセル可能になる場合があります。
もちろんディーラー側は簡単にキャンセルを認めません。
私であれば頭を下げ続ける、将来は御社で車購入すると伝え、さらに念書を提出するかと思います。※なつ印後のキャンセル説明と同じです。
念書であれば単なる言葉と違い、ディーラー責任者が受取りそれを本部へ提出できる、だからその形式をとります。
し・か・し・現実にはキャンセルに対する違約金規定はどのディーラーも持っていません。
それでもディーラーが違約金などの揺さぶりかけてくる理由は、注文キャンセルして欲しくない、キャンセル撤回してもらいたい、その一心だからなんです。
そうであれば形式的でも念書をディーラーへ提出することで、ディーラーに一応は納得してもらえる可能性あります。
もし、それでもキャンセルできなければ何をどうするのか?
キャンセル料支払っても損しない方法とは何か?
最終的に新車キャンセル受理されなければ、違約金支払うことになるとお考え下さい。
えっ、そんなぁあ、はアナタだけではありません。
そうであっても、実はキゃンセルには正式なルール存在しない、だから下記に間違いはありません。
- 「ディーラーには正式な違約金規定がない」
- 「キャンセル料に法的決まりは一切ない」
まずは、上記の確認願います。
そうであれば、アナタの交渉次第で違約金が決まる、または念書提出だけで済む可能性も考えられます。
アナタはキャンセル料を最小にする努力しながらも、将来の車購入など約束しながら可能な限りキャンセル料は払わない努力をしてください。
その場合も、「誠意を持って」、それがキーワードとなります!
結論として、車注文では大きな金額負担リスクもあり慎重に臨むしかない、です。
万が一の車キャンセルでは、可能な限り早くディーラーへ連絡する、必要に応じて念書入れることで解決を図ってください。
可能なら、車選びは新車や中古車含め数か月や半年などの時間かけることお勧めします!
理由は、その間に新車発売があったり、マイナーチェンジ実施、さらにアナタの生活環境変化もあるからです。
それら可能性も考え、まずはどんな車がどれ位の値段で売られているかを数多くの店舗で新車&未使用車&中古車で確認することおススメします。
次では、万が一のキャンセルを可能な限り防止するであろう「車検討&購入方法」です。
車購入なら事前検討でリスク回避できる!
万が一の車キャンセルはアナタだけではなく、誰にでも起こりうることです。
そんなキャンセル防ぐには、車選びと購入に長い時間、十分な時間を使えば防ぐことが可能となります。
気に入った車が見つかった、営業マンのトークに乗せられたなどあっても、肝心な支払が出来なければ購入契約は成立しません、できません。
アナタが現金購入なら関係ありませんが、ディーラーローン(信販クレジット)なら簡単審査5分や1時間なので車を真剣に考える時間としては短すぎます。
銀行マイカーローンなら金利が安くて車所有権も最初からアナタ名義になるので、車購入して売ろうと思えば直ぐに可能です。
ただし銀行マイカーローン審査には約4日間は必要になります。
もしアナタに4日間の待ち時間=考える時間、それがあれば車をどうするかの時間に使えます。
もう1つは、銀行マイカーローンは借入審査OKになっても、1年間は借りなくても良い「猶予期間がある」、そのことはあまり知られていません。
従って、車購入予定も車種が決まっていなくても、事前に申し込めるのが銀行マイカーローンなんです。
さらに、1年間に気に入った車が見つからなければ使わなくてもOKな銀行マイカーローン、それもあまり知られていません。
ご興味あれば、どこのネット上にもある銀行マイカーローンでそれら条件チェックして見てください。
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では、まとめです。
新車契約後の装備変更やキャンセルは可能なのか?可能にすべき契約内容のポイントとは何か?:まとめ
新車キャンセル、車種変更、オプション変更、それらにはリスクあり過ぎます。
特に新車ローン購入にはディーラーとローン会社の2大リスクが必ず伴う、それをご理解ください。
そんな大切な契約では「自分はこの車が本当に欲しいのか」、それを真剣に考える、自問自答してください!
更に、本当に怖いのはディーラーではなく、ローン契約する信販会社である、それをご理解ください!
信販会社の何がどう怖いのかですか?
「絶対にローン契約変更やキャンセルさせないぞ」
「万が一のローン契約変更やキャンセルなら高額手数料を請求してやるぞ」
それらです。
お金って本当に怖いもんなんです!
本日も最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございました。
また、「探し物スリー]で会いましょう! ●『下取り額が安すぎ!』その理由とは・・・● 実は下取り基準は低く作られていて、高い査定を期待することは難しく、車を高く売ろうとしても売れないのは低い基準の中で交渉しているからなのです。 そのため、車を高く売りたいならもっと査定額基準の高い、下取り以外の査定を利用しなければいけません。 もしあなたが車を高く売りたいなら、下取り以外の査定で本当の車価値を確認してください! ↓