誰でも意図的にウソの車注文してキャンセルする訳ではありません。
仕方なくキャンセルするしかなかった、
そうせざる得なかった、
それしかなかった、、
それが多くの車キャンセル理由ではないでしょうか?
- 昨日に注文したばかりで支払もしていない、、、
- 納期は半年や1年後で車の生産ラインにさえ乗っていない、、、
- それなのにキャンセル料請求されるなんてあり得ない、、、
そう考えているのではありませんか?
そうお考えのアナタがこんな問題に巻き込まれない、キャンセル料払わなくても済む 。
そんな考え方&方法をお伝えしましょう。
車はクーリングオフが使えない!?
英語の授業ではありませんがクーリングオフ(Cooling-off)は、何か購入しても頭を冷やし考える、その結果として購入しないと決めたのであれば、一方的な契約解除でも可能になる制度です。
ただし、この制度には契約解除可能期間があると同時に、クーリングオフが使えない商品として車があります。
車以外にも携帯電話やケーブルTV契約にクーリングオフが使えないも、でも理由不明、国策かもしれません!?
じゃあ、車はキャンセルできないのかと言えばそうではありません。
注文書の特約事項に答えがある!
注文書の特約次項には「ユーザーの一方的な理由でキャンセルがあれば損害賠償を請求することがある」、といった意味の一文があります。
でも&しかし、注文書の意味や文章のどこにも「違約金」と思われる項目がありません。
ディーラー側が損害賠償若しくは違約金請求するのであれば、注文書のどこかに「キャンセルでは〇〇万円を請求します」、そう明記しなければなりません。
車販売では契約書はありませんので注文書=契約書となり、その一番大切な注文書に全てのリスク事項も明記していなければなりません。
さらに、クーリングオフが何故か使えない高額商品の車であれば、ディーラー側は口頭でもシッカリ時間をかけて、アナタにキャンセルのリスクと万が一の請求金額を伝え了解を取りつける必要があります。
それじゃあ、注文書に違約金や事前の口頭説明がなければキャンセルできるのでしょうか?
実は、それも少し違います。
ディーラーの被害額を考えてみる
アナタの注文と同時にメーカー製造ラインの作業日程がシステム入力され、作業員、マシン、部材、塗装等々の準備が瞬時に決定されます。
その入力内容は分単位、時間単位なので、注文から数日経過していれば部材仕入れも手配され、部材入手できしだいに組立ラインに乗せられる、そんな状態を想像して下さい、、現実もそうです。
車キャンセル=全手配キャンセルする訳ですから、納車までの時間が有る無しに関係無く、メーカーに損失を与えてしまいます。
もちろん、ディーラー営業マンもアナタの接客、交渉、社内での値引き価格承認など多くの労力&時間をかけているので、それなりのコストは支払っている、そうお考え下さい。
キャンセルはカンタンにできても、これ程の損失をディーラーやメーカーに与えるのも事実です。
最終的には損害請求なしになるのか?
キャンセルはディーラーやメーカーに取って迷惑なことですが、注文車が生産ラインにあったり未登録であれば、現実的な損害賠償金額は確定できません。
従って、多くの場合は「損害請求なし」となるでしょう。
実際はディーラー営業マンが行った書類手続き、車庫証明代行等々の時間、それら労力とお金を考えれば、ある程度の費用負担は必要です。
でも&しかし、法律的には「キャンセルしたから〇〇万円」などは根拠がありません。
何がどうなって〇〇万円の違約金が決定されるのか全く不明、そうなります。
従って、違約金額立証がムズカシイ請求には応じなくてもよい、そう考えます。
ただし、全国の車ディーラー全てに統一されたルールはありませんので、キャンセルしても工場ラインから届けられる車に対して、何らかの賠償を求めてくることもあるでしょう。
もしも、注文キャンセル予定の新車納車準備が進んでいれば、番号取得されているのなら、その車は誰に届けられるのしょうか?
もし、アナタが受取り拒否すれば、もうどこにも納品できません。
新車としては、どこにも売れません。
理由は、番号所得済の車だからです。
それであっても、ディーラーの具体的な被害額立証、違約金立証はムズカシク、最終的には損害賠償不成立になると思われます。
でも&しかし、中にはクーリングオフにならない、そうするのが非常に難しいモノがあります。
それはローン契約です。
ローン契約解除ならモー大変しかない!
ローン契約はディーラーとは全く関係ありません。
ディーラーがローンを引き受けるのではないからです。
ディーラーはローン客となるアナタを信販会社(ローン引き受け先)に紹介するだけの仕事、それだけで手数料ゲットする仕事だからです。
車キャンセルは何とかなっても、ローン契約解除は困難を極めることになります。
従って、ローン利用の車キャンセルでは1分でも早く信販会社にも連絡するべきです。
信販会社は締結したローン契約解除に強く抵抗するのは間違いありません。
そうであればお互いの妥協点を探る、そして必要なら弁護士を頼むしか手立てはありません。
くれぐれもローン締結前の車キャンセルとしてください。
ローン締結後では手遅れになる可能性大、それには最大に注意を払ってください。
まとめ前に、なるべくキャンセルすることにならない考え方お伝えします。
車キャンセルをなるべくしない考え方とは何か?
クーリングオフがムズカシイ車であれば、全ての面から十分検討してから注文してください。 例えば、これらがそうです。
- 注文書=契約書へハンコを押すまでの段階で支払総額、車種、色、オプション含め考え抜く
- ご自身の仕事=収入に変化ないかどうか確認する
- 車購入話は家族や兄弟、そして友人にもしておけば事前アドバイスがもらえる
もちろん、ディーラー側もアナタにキャンセルのリスクをもっと説明する義務があるのも間違いありません。
それでも、キャンセル話をしなければならないのなら、謝るのは当然ですが、相手の賠償請求には動じず坦々と進める、それしかありません。
特に重要なのは、アナタ個人の収入に対して無理な車購入は絶対にしてはいけません。
アナタが支払い的に無理な車購入すれば、事前キャンセルどころの問題では済みません。
もし、ローン購入後に支払不能になれば、ローン会社から督促&車返却要請、最悪は自己破産もあり得るからです。
自己破産すれば、アナタの個人データが全ての金融機関に5年も10年もブラックとして残ることになります。
そんなブラックの期間には、新規クレジットカード取得や就職&起業もできなくなるでしょう。
車1台でそんなリスクを取ったり、問題を抱える必要は絶対にありません。
そうであっても車が必要なら、何とか走る中古車からスタートすることをおススメします。
2023年8月9月最新記事です。
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では、まとめです。
車キャンセル料払う必要あるってナゼに?払わないで済む方法ってあったりするの?:まとめ
車は仕方なくであればキャンセル可能、その内容は理解して頂けたと思います。
そうであっても、可能な限り慎重な車購入をお考えください。
20歳代の私はお金がなかったので新車購入どろこではありませんでした。
仕方なく弟から古い車をタダでもらったり、安い中古車購入で頑張ってきました。
最後のアドバイスとしては、新車でも中古車でも営業マンは言葉巧みにアナタを誘惑!?してきます。
そんな営業マンの甘い話を聞いたとしても、車購入の最終決断は後日にする、誰かに相談してから決める、そうしてください。
本日も最後までお読み頂きました、、ありがとうございました。
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