これは記事ではありませんが、メモ的内容でお伝えします。

2024年9月10日に入りこんなニュースがありました;

ドイツZDF(第二ドイツTV)によるとVW(フォルクスワーゲン)はドイツ国内の車製造工場を2029年迄に閉鎖し海外生産に移行する計画がある、そう発表しました。

どうして、2029年かと言えば、同年迄はVWと労働者間で結ばれた雇用保障を含めた労働組合との労働協約が今にあり、2029年の協約満了を持って人員解雇と生産拠点移動を開始する、そうありました。

現状で判明しているのはドイツ国内にあるVW完成車工場1カ所以上、部品工場複数とありますが、実際は数十カ所に及ぶかもしれません

もし実施されるのであれば、1937年のVW社設立以来のことになります。

1937年当時は戦時下であり、ヒトラーの意を受け、ポルシェが開発した車を生産する目的で作られた工場でした。

2022年データではドイツ全体の自動車産業雇用者数は78万人となり、その何割もの雇用者がVW関係工場閉鎖の影響を受ける、失業する、それに繋がるのことになるのでしょう。

では、ナゼに、どうしてVWはドイツ本国の製造拠点の何割か、若しくは多くを閉鎖するのでしょうか?

世界的な経済悪化、更なる大不況が予想されているのでしょうか?

EVがとん挫した、失敗したことに原因があるのでしょうか?

個人の意見ですが、世界各国の経済ダウンで車の売り上げが落ち込んでいる、もっと大きな要素では全世界的なエネルギー価格上昇どころか爆上がりもあり、元々から高かったドイツ人件費があったところにコロナ以降(戦争以降)は天然ガス価格(ロシアから輸入)は2倍以上、電気は1.3倍等にも価格上昇してしまった、それに尽きると考えます。

簡単には、こんな高生産コストのドイツでは車生産しても儲からないどころか大損する、それです。

それにプラスして労働組合との折衝もありVWに限らずドイツ国内産業は疲れ果てているのが伺えます。

ドイツ経済自体も時間経過と伴にドンドン落ち込んでおり、2023年迄のGDPランキング予想では1位アメリカ、2位中国、3位ドイツ、4位日本だったのが、2024年9月ではドイツも中国も大きくランクを下げざるを得ない状況にある、こんなヒドイ経済の日本でもGDP3位への返り咲きも在り得る、そんな現状です。

話が横道に逸れましたので即に戻します。

今回のメモでお伝えしたいのは、世界的に見てもスタグフレーション(物価上昇しても賃金は上がらない=お金の価値がドンドン落ちている)になりつつあり、生きるのが更に大変になる、そのことです。

そんな2024年9月の今もあり、新車も中古車もやがて売れなくなる、加えて今後更なる円高も加速するなら(現在142円程でも120円前後の円高になるのなら)、外人バイヤー達による中古車爆買いも収まり、元の安い&激安中古車が買える日本になる、新車も買う人が少なくなれば値引交渉もし易くなる、です。

では、メモ記事を終了させて頂きます。

いつもお読み頂きまして、本当にありがとうございます。

また「探し物スリー!」、でお会いましょう!